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【40代・50代転職は本当に厳しい?】データと実体験で見えた“突破の戦略”

目次

はじめに|「もう無理かも」と感じたあなたへ

「年齢がネックで、もう転職は無理かもしれない……」

そう感じたのは、他でもない私自身でした。

40代・50代の転職は、20代のときのようにスムーズには進みません。求人数も限られ、企業の目もシビアになりがちです。

しかし、しっかりと準備すれば、まだまだチャンスはあります。

この記事では、厚生労働省や総務省などの最新データ、そして元自衛官である私の転職体験をもとに、

  • 40代・50代の転職市場の現実
  • チャンスが広がる職種とその理由
  • 実体験から学んだ成功戦略
  • “今日からできること”

を丁寧に解説します。


データで見る「40代・50代転職」のリアル

成功率は決して高くない

厚生労働省「令和5年 転職者実態調査」では、以下のような数字が出ています:

年代転職希望者数実際の転職率
35〜54歳多数わずか約3.6%
転職希望者全体約18.5%

つまり、転職を望んだ人の8割以上が実現できていないという厳しい現実があります。

「この数字を最初に見たとき、私も正直怖くなりました。」

しかし転職者数は増加傾向にある

一方、ポジティブなデータも存在します:

  • 40代の転職率:約5.6%/50代:約3.4%(2023年)
  • 45歳以上の転職者数は、2010年比で145%増加
  • doda調査:40代の転職成功率27%、50代22%

このように、「年齢が上がるほど転職は不利」という考えは過去のものになりつつあります。


自分のタイプを知る|転職準備のスタート地点

「転職したいけど、何から始めたらいいのかわからない」

そんな“漠然とした不安”を抱える方が多くいます。

まずは、自分がどのタイプかを知ることが第一歩です。

タイプ特徴
A型やりたいことはあるが、踏み出せない
B型家族やお金が気になり、動けない
C型情報収集中だが、決め手に欠けている
D型転職サイトに登録したが、そこから進んでいない

あなたはどのタイプに近いですか?

それぞれに合った“備え”を、次章で詳しく紹介していきます。


採用されやすい職種と“活かせるスキル”

即戦力ポジションは「年齢よりスキル」

企業が40代・50代に期待するのは、ポテンシャルではなく即戦力です。

採用されやすい職種は次の通り:

  • 専門職(電気・機械・設計・建設)
  • 管理職(チームマネジメント・現場責任者)
  • 技術職(インフラ保守・安全管理・設備)

私も「統率力」や「リスク管理能力」を評価され、安全教育のインストラクターとして再スタートを切りました。

人手不足業界は「経験」が武器になる

以下の業界は、年齢よりも経験や信頼性が重視されます:

  • 製造業:現場経験と安全意識が評価される
  • 建設業:調整力や段取りのうまさが武器に
  • 介護・福祉:人柄や責任感が何よりも重要

求人がある=条件が良いとは限りません。待遇や条件の確認は必須です。


実体験:自衛官→民間企業 転職の壁と突破口

面接で感じたギャップ

  • 「指揮官経験があります」→ 「民間で何ができるの?」
  • 「訓練計画を立てていました」→ 「それが業務にどう関係するの?」

このように、自衛隊での経験がうまく伝わらない壁に直面しました。カギは「翻訳力」

民間企業に伝わる言葉に**“変換”**する力が重要です。

自衛隊での経験民間での言い換え例
訓練計画の立案業務設計・研修プログラム構築
部隊指導人材育成・チームマネジメント
装備管理在庫管理・資材調達管理

転職活動は、自分という“商品”をどう伝えるか。その工夫で結果は大きく変わります。


転職後の変化|収入・働き方・生活収入が上がる人もいる

dodaの調査では:

  • 50〜54歳の転職者の約25%が年収アップ
  • 約37%が年収維持

私も収入は一時的に下がりましたが、納得感のある評価制度と働き方が手に入りました。

副業や支出見直しで安定へ

  • 副業OKの企業で、資格を活かした業務委託
  • 保険・通信費・住宅ローンなどの支出見直し

「収入減」ではなく、「収入構造の変化」と捉えれば、戦略も見えてきます。


今日からできる3つの行動

✅ 今すぐ行動できること

  1. 経歴を紙に書き出して「棚卸し」してみる
  2. 転職サイト(doda・リクナビNEXT等)に無料登録して求人を確認
  3. 気になる資格を1つ調べてみる(費用・難易度・日程)

この3つを行動に移すだけで、未来が変わり始めます。


まとめ|年齢は“ハンデ”ではなく“武器”になる

40代・50代の転職は、たしかに簡単ではありません。

しかし、**「経験」「人間力」「現場力」**といった武器を磨き直し、正しく伝える力があれば、必ず道は開けます。

私も不安の中で一歩踏み出しましたが、今は自分らしい働き方を実現できています。

あなたの経験には価値がある。
あとは、その価値を“伝える準備”を始めるだけです。


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