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自衛官の定年は何歳?|「このままでいいのか」と悩んだ僕が40代で転職した理由

「自衛官って、定年まで勤め上げるのが当たり前」——そう思っていませんか?
私もかつてはそうでした。ですが私は40代で、その“安定のレール”から外れる決断をしました。

なぜ、定年前に辞めたのか? その後の暮らしはどう変わったのか?
この記事では、自衛隊での経験や迷い、家族との葛藤、そして風力発電所での新しい挑戦までを、包み隠さず綴ります。

“このままでいいのか”と感じているあなたに、きっと届くものがあるはずです。

ちゃびん

「国家を守る」から「人を守る」へ——私の挑戦の軌跡


目次

自衛隊での経験は転職後に活きるのか?

レンジャー訓練や部隊格闘など、過酷な現場で得た経験は、民間に通じるのか──自衛官としての“原点”を振り返ります。

私は長年、自衛官として国家に仕え、国民の安全と平和を守るという崇高な任務に従事してきました。

なかでも特に印象深いのは、レンジャー課程での訓練です。飢えや寒さの中、極限状態で判断を下す力、仲間と助け合う連帯感、そして「絶対に諦めない」精神。この経験が、私という人間の“土台”を作りました。

また、部隊格闘の指導官として、部下たちの心・技・体を鍛え上げる日々も、大きなやりがいでした。彼らの成長は、自分自身の成長にも繋がっていたのです。


自衛官としての誇りと、犠牲にした私生活

やりがいと責任の裏で、失っていたもの。家族との時間、自由な生活。揺れ動いた心の内をお話しします。

自衛隊での任務には、やりがいと誇りがあります。命を賭してでも守るという覚悟と、国家を支える責任。その一方で、私生活とのバランスを取ることは非常に困難でした。

長期の訓練、突発的な招集、そして転勤……。

ちゃびん

「 家族とゆっくり過ごす時間は、いつも足りませんでした。」

「この経験を、もっと社会の中で活かす道はないだろうか?」

そんな想いが、次第に心の奥で芽生え始めていました。


「家族に申し訳ない」その気持ちを超えて

転職を考えたとき、一番に頭をよぎったのは家族のこと。安定を手放すという決断を、どう受け入れてもらったのか。

転職を考え始めたとき、一番に頭に浮かんだのは「家族」のことでした。

長年の安定した暮らしは、自衛官という立場に支えられていたことは間違いありません。

  • 毎月の安定した給与
  • 社会的な信頼
  • 手厚い福利厚生
ちゃびん

それを手放すということは、家族にとっても“生活基盤を失う”ことと同義でした。

「自分勝手な決断ではないか」「本当に守るべきものを見失っていないか」

そんな自責の念に、押しつぶされそうになった夜もあります。

でも、何度も家族と向き合い、話し合いを重ねる中で、次第に理解と応援の言葉が返ってくるようになりました。

ちゃびん

家族の存在こそが、私にとって一番の支えだったのです。


民間で見つけた“使命”—GWOインストラクターという仕事

風力発電の現場で安全を教える仕事。それは、自衛官時代の使命感とつながっていました。

転職後、私が出会ったのが「GWO(Global Wind Organisation)インストラクター」という仕事でした。

風力発電というクリーンエネルギーの最前線で、安全教育を通じて人々の命を守る——それはまさに、自衛官時代に培った使命感と重なるものでした。

現在私が担当しているのは、GWOの**BST(Basic Safety Training)**の4モジュール。さらに、**ART(Advanced Rescue Training)**についてはアシスタントとして研修中です。

🔹 BST(基本安全訓練)4つのモジュール:

  • ファーストエイド(First Aid):緊急時の応急処置技術と判断力を養う
  • ファイアアウェアネス(Fire Awareness):火災リスクの認識と初期対応の技術
  • マニュアルハンドリング(Manual Handling):安全な荷物の持ち運び方法と身体の使い方
  • ワーキングアットハイト(Working at Heights):高所作業における墜落防止と安全装備の活用

🔹 ART(高度救助訓練)※現在アシスタントとして研修中:

  • ナセル、ハブ、ブレード、タワー内部での救助手順
  • 高所からの垂直搬送技術
  • ロープアクセスを活用した安全な救助活動
ちゃびん

現場で経験を積みながら、ARTトレーナーとしても今後独り立ちできるよう、日々学びを続けています。」


戸惑いだらけだった、転職後の現場

自衛隊とは全く異なる民間の文化。その中でぶつかった“違い”と、そこから得た気づきとは?

民間企業の現場は、自衛隊とはまったく違う文化を持っています。

  • 指示が明確でない場面が多い
  • 上下関係はフラットで、個人の判断が重視される
  • 結果よりも「どう動くか」が問われる

最初は戸惑いましたが、違うからこそ見える景色もありました。

  • 清掃の徹底や装備点検といった小さな習慣が現場全体の安全意識を底上げしたこと
  • 自ら率先して動く姿勢が、信頼やチームの風通しをよくしたこと
ちゃびん

異業種だからこそ「武器になる経験」があると気づいたのです。


このブログが、誰かの一歩になるように

悩み、揺れながら選んだ転職。その記録が、今まさに立ち止まっているあなたの背中を少しでも押せたら嬉しいです。

このブログでは、以下のようなテーマを等身大の言葉で発信していきます。

  • なぜ安定を捨てて転職したのか
  • 転職活動で感じたリアルな苦悩
  • 民間企業での戸惑いと気づき
  • GWOインストラクターとしての日々
  • 家族とどう向き合い、支え合ってきたか

同じように悩み、苦しみながらも新しい道を模索している誰かに、少しでも力を届けられたら。

そんな想いで、このブログを綴っています。


安定を捨てて踏み出す一歩——その意味と価値

安定を手放すのは、簡単なことではありません。

でも、その一歩があったからこそ、私は本当に自分らしい人生を歩み始められたと実感しています。

「変化を恐れず、挑戦を選ぶ」

その決断の先には、悩みも葛藤もあります。

しかし、それ以上に得られる成長と景色があります。

ちゃびん

新しい人生のステージで、私はまた“人を守る”という使命と向き合っています。


このブログが、あなたの一歩を後押しする”光”になれば、これ以上の喜びはありません。

これからも、挑戦の日々と学びを丁寧に綴っていきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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40代元自衛官が潜水会社を経てGWOインストラクターへ|洋上風力の未来を見据えた転職理由 へ返信する コメントをキャンセル

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