長年の自衛官生活を経て、今は民間企業で働く私にとって「体力維持」は業務の一環ではなく“自己管理”になった。
それでも、毎朝のジム通い、食事の工夫、家族とのつながりを通して「心と体を整える」ことを習慣にしています。
環境が変わっても、ぶれずに続けていること。それが、今の私の軸になっています。
自衛隊と民間企業で“体力維持”はどう違う?
かつて自衛官として勤務していた頃、体を鍛えることは仕事の一部でした。
体力練成の時間がしっかり確保されており、任務そのものがトレーニングのような日常。部隊活動も訓練も、自然と体を鍛える仕組みの中にあったのです。
ですが、民間企業に転職してからは、その感覚が大きく変わりました。
**「体力維持」は完全に“自己責任”**となり、誰かが時間を用意してくれることもなければ、「鍛えろ。」と言ってくれる人もいません。

「あ、自分でやらないとダメなんだ」
そう気づいた瞬間から、自分の生活を“整える”意識が強くなりました
朝のジム通いが私のルーティン
私は現在、GWOインストラクターとして全国を飛び回る日々を送っています。
出張も多く、スケジュールも不規則。そんな環境でも崩さずに続けているのが、早朝のジムトレーニングです。



「朝だけは、自分でコントロールできる時間。」
・出張先でも、近くのジムやホテルのフィットネスルームを事前に調べる
・基本は筋トレ+有酸素運動で45分程度
・移動日の朝も、短時間でも汗を流すよう意識
体を動かすことが、心のリセットにもなります。
この習慣のおかげで、自衛隊時代とほぼ変わらない体脂肪率(9%前後)を今もキープできています。
食事管理も“知識”と“習慣”で整える
トレーニングだけでは体は作れません。
食事の管理も、自衛官時代以上に自分で学び、工夫するようになりました。
・タンパク質は毎食必ず摂取
・炭水化物も抜かずに「量とタイミング」で調整
・ビタミン、ミネラルは野菜・果物でカバー
・プロテインやサプリは必要なときだけ使う



「食べないダイエットでは、パフォーマンスは下がる。」
出張先では、コンビニ食でも栄養バランスに目を向ける。外食では“野菜から食べる”など、小さなルールを積み重ねています。
家族も「体を整える文化」を自然と共有
実は、うちの家族もみんな身体づくりには敏感なんです。
・長男:柔術に打ち込む社会人。筋トレ・食事・サプリに精通
・次男:高校野球引退後も、日常的に体調管理を意識
・娘:女子野球の社会人チームに所属。プロとしての体づくりは生活の一部



「“体を大事にする”空気が、家庭の中に根付いている」
こうした空気感が、私にとっても心強い支えになっています。
自分一人で頑張っているわけじゃない。家族がいるから、続けられるんです。
“心を整える”ために家族との絆を大切に
体を整えるだけではなく、心のバランスも非常に大切。
それを保ってくれているのが、やっぱり“家族の存在”です。
私は自衛官時代、週末のたびに子どもたちの野球活動を一緒に支えながら、家族と絆を深めてきました。
今は生活が変わりましたが、その姿勢は変わりません。



「離れていても、つながり続ける。」
・週に2〜3回、SNSのグループチャットで声かけ
例:「今日は暑いな。水分しっかりな」
「帰ったら外食に行くか?」
・週末には、妻と外食に出かけて一週間を振り返る時間を確保
「整える」のは体だけじゃない。家族との関係も、心も、同じように整えていく。
それが、今の私の暮らし方です。
まとめ:整えることは、自分と家族の未来をつくること
どんなに忙しくても、どんなに環境が変わっても、私の中には常に一つの軸があります。



「体を整える、心を整える、関係を整える。」
この3つを大切にすること。
それが、私自身の未来を形作り、そして家族との絆を深める大事な“習慣”です。
やらされることではなく、自分で選び、続けること。
その積み重ねが、40代・50代を迎えた今の自分を強くしてくれていると実感しています。