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「今じゃない…でも“今しかない”」――住宅ローン、教育費、それでも僕が転職を決断した理由

元自衛官の民間挑戦

「自衛隊を辞めるなんて、今じゃないだろ?」
――そう、自分でもずっとそう思っていました。住宅ローンもある。長男と次男は大学生。娘は高校3年生で、進学か就職かもまだ決まっていなかった。これからお金が一番かかる時期だった。
でも、それでも“今しかない”と感じたのです。
40代前半、自衛官という安定を捨ててでも、新たな一歩を踏み出した理由。そして、その背中を押してくれた家族の言葉について綴ります。

1. 「やめたいけど、今じゃない」――重くのしかかる現実

住宅ローンに、車のローン。
それに大学に通う二人の息子。そして将来の進路が見えない娘。
どう考えても、安定した収入を捨てるにはリスクが大きい。
辞めたらどうやって生活していくのか。将来の支払いはどうするのか。
「今じゃないだろう」
自分の中でそう言い聞かせる毎日でした。


2. でも、“今しかない”と思った

40代前半――今ならまだ間に合う。
新しい環境に飛び込んでも、20年、30年働けるだけの時間が残っている。
逆に、定年まで自衛隊にいたとしたら、その後の収入は下がる可能性が高い。
生涯年収を冷静に計算した結果、今動いた方が将来の生活の質は上がると判断した。
このままで本当にいいのか?
10年後、「あの時踏み出していれば」と後悔したくなかった。


3. 妻の言葉が、覚悟に変わった

迷っていた僕に、妻が言ってくれた。
「きっと、やらなくても後悔するし、やっても後悔するよ。でもね、やって後悔した方が、きっと納得できる。」
心が震えました。
家族は、ただ僕を支えてくれていた。リスクや現実を一番理解しているはずの妻が、その覚悟をくれた。
この言葉が、背中を押してくれたのです。


4. やみくもじゃない。計画と勝算はあった

ただ「辞めたいから辞める」わけじゃない。
転職を決めた時点で、すでに資産運用については学び、実践していました。
いきなり無収入になるわけでもないし、生活のベースはしっかりと整えつつあった。
「これなら、戦える」
そう思えたからこそ、退職の決断ができた。
副業にも興味はあった。当時はまだ何をするか明確ではなかったけれど、
「辞めた後に何をすればいいのか?」を、考える余裕は確かに持てていた。
そして、転職後に多くの出会いがあって、
「こういう道もあるんだ」と気づかされた。
その経験が、今の自分につながっている。


まとめ

「今じゃない」とずっと思っていた。
でも、「今しかない」と感じた時、僕の中にある迷いは、家族の言葉と、自分の計画によって“覚悟”へと変わった。
住宅ローンがあった。子どもたちの教育もまだ続く。
それでも、一歩踏み出すことができたのは、支えてくれる家族がいたから。
そして、ただの思いつきではなく、未来を見据えて、準備してきたから。
40代、自衛官という道を離れ、新たなスタートを切ったその理由は――
“やって後悔した方がいい”という言葉に尽きるのです。

著者プロフィール
ちゃびん

はじめまして。ちゃびんと申します。

21年間自衛官として勤務し、現在は民間企業で安全教育のインストラクターとして活動しています。

自衛官時代に培った“命を守るための意識”を、民間でも役立てたいと思いこのブログを始めました。
転職の悩み、安全教育の現場から学んだことなどを発信しています。

趣味は野球観戦と筋トレ。
家族と過ごす時間を何より大切にしています。

どうぞよろしくお願いします!

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